去年、自宅の近くに美味しいカレー屋さんがOPEN
懐具合の関係もあって、『通い詰め』とはいきませんが、
行ったときは、できるだけカウンター席を陣取り、
調理場で働く料理人さんの動きに見とれながらカレーを頂くのがいいんです。
中でも、タンドール窯でナンを焼く作業は、いつまでも見ていられる
窯の内側に、ペタっと生地を貼り付けたら、数秒もたたないうちにプクーっと膨らんで、
次第に美味しそうな焦げ目がつく
香ばしいナンはおかわり自由なので、つい食べすぎちゃう。
テイクアウトも可能だけど、焼きたてには敵わないよね。
ナンを焼く作業を見ている間に、だんだんと
「この窯が家にあったらいいなー」っと・・・。
で、色々とネット検索したら、私と同類が結構いるじゃん(笑)
中でも、ペール缶を使った小さいタンドールを自作している人が多く。
手軽さと携帯性の点でもGOOD
おとーちゃんも協力してくれるとな(というかほとんどお任せ)
(もうこの時点で、私としては完成したも同然かな)
ともあれまずは、材料調達。
ペール缶は、私が仕事でお世話になっている方のツテで手に入りました。
空き缶リサイクルの一環?
買うとなると千円以上はするからね。
感謝です。
窯そのものになるのは素焼きの植木鉢です。
ペール缶に入れ込むので、直径24cmの常滑焼の深鉢と、
それと同径の浅鉢。
もちろん新品ネ
それから、断熱材として、軽くて熱に強いパーライト。
耐火セメント。
それと空気窓として、コーヒーの細缶。
後々、キャップ付きが便利かなと思いまして、
100円ショップにあったコーヒーを飲み干して利用しました。
まずは、ペール缶の蓋をとります。
オイル缶は、大きな王冠キャップみたいになっているので、
ひまわりの花びらみたいな部分を一つずつペンチ等でめくって開けます。
新しいオイルなので、透明でキレイ。
ペーパーでできるだけ拭き取ってから洗います。
試しに鉢を入れてみます。
欲張って、ペール缶の内径ギリギリの鉢にしてしまうと、
断熱材を入れるスペースが薄くなり窯の保温性が落ちるので、
この程度の余裕でOK。
だいたいの大きさを確認したら、いよいよ深鉢の底を切り落としました。
グラインダーを使って割らないように慎重に。
粉が出るからマスクも忘れず。
汚れてもかまわない服で!
すごい音がしますが、安全に慎重に。
常滑焼は結構堅くて時間がかかりましたが、焦らずゆっくり切っていきました。
パカッとね。
切り取った鉢底も思いがけず後で使えましたから、とっておいて良かったです。
ここが、窯の口になって、手や炭や食材を出し入れするので、
このままギザギザでは危ない危ない。
刃を替えて、バリを取りました。
着火口でもある、炭へ酸素を送る穴をあけるべく、
コーヒー缶が入る大きさに印しをつけてました。
もちろん位置も中の窯にあける穴の位置とあわせて決めました。
ドリルやグラインダーを使って、菊のように・・・
こんな感じになりました。
ここで、試合に行っていた息子から「迎えに来てぇ」と電話。
続きは明日と言うことで・・・
つづき → 『だってタンドール窯で焼いた熱々のナンが食べたいんだもん(その2)』